2022年6月30日、SEVEN's CODEという音楽ゲームアプリがサービス終了しました。 運営の皆様、お疲れさまでした!そしてありがとうございました。
当記事はこのゲームの思い出話を文章化したもので、凄いウラ話とか、面白いオチとかは特にないと思います。 同じSEVEN's CODEファンの方に見て頂いて、そして共感して頂ければ大変嬉しく思います。
SEVEN's CODE は2022/06/30 17:00をもちましてサービスを終了させて頂きました。
— 【公式】SEVEN's CODE−セブンスコード− (@sevens_code) 2022年6月30日
長らくのご愛顧誠にありがとうございました。#セブンスコード pic.twitter.com/WJP6YKvlnt
この音楽ゲームには2種類の思い出が詰まっています。 1つは、大好きな音ゲーである『crossbeats REV.』の関連作品としての一面。 もう1つは、コンポーザとして「初めて楽曲を提供した音ゲー」です。
ファンとしての話
元々自分はNAOKI MAEDA氏のファンでした。Dance Dance Revolutionの熱狂的なファンである父親の影響を受けたこともあり、世代からは大きく外れていましたが、DDR初期の楽曲から最近の楽曲まである程度幅広く知っているつもりです。色々なベクトルで好きな楽曲があるので一番は決めがたいのですが、決めろと言われれば「passion of love」と答えると思います。あとはDYNAMITE RAVEとかCELEBRATE NIGHTとかめっちゃ好きです。
僕が人生で初めてDJをした時のミックスがまだ残っていたのですが、この時のDJテーマは「自分が影響を受けてきた音楽」でした。 もちろんDJとして繋いでいく必要があるので、採用できなかった曲もあれば思い入れ具合に差があったりしますが、どの楽曲も大好きな楽曲です。
DJ関連の話題で行くと、CXB48というオンラインイベントにもお呼ばれしました。DJについては今も興味がない訳ではないのですが、自分の中では「DJを練習するより沢山曲を作りたい」という結論に至ったため、半年程度でやめてしまった趣味でした。しかし、crossbeatsをテーマにしたDJイベントということで、これはもう出るしかないということで、箱にしまったDDJ-RBを引っ張り出し、練習していたのを思い出します。
CXB48の時は既にANNIHILATERが世に出ていたこともあって、ロング尺を初披露させて頂きました。「やりやがった」という歓喜のコメントを見た時は嬉しくてニヤニヤしてましたね。本当にありがとうございます。こっちはデータ残ってませんでした。ごめんなさい。
また、音ゲーとしても大好きでしたので、1プレイヤーとしてそれなりに頑張っていたつもりです。
#セブンスコード トレーニングで「CROSSING DELTA/ginkiha x t+pazolite x Hommarju」をプレイ!https://t.co/wRUNmcLPjU
— ひぃ (@masyamusic) 2020年3月20日
あーーースコア落ちたけどやっと100%出た
めっちゃ良譜面 pic.twitter.com/MpgfjGPHP5
#セブンスコード トレーニングで「The Queen/よみぃ」をプレイ!https://t.co/wRUNmcLPjU
— ひぃ (@masyamusic) 2020年7月16日
ッシャ取り敢えずフルコン!100%は大分かかりそうだなぁ… pic.twitter.com/8wfU6QZVHw
コンポーザとしての話
crossbeats REV.の頃はまだコンポーザとしては駆け出しで自信もなかったのですが、SEVEN's CODEの話題が出る頃には自信もついてきており、何より「自分の武器」がありました。そう、ユーロガバです。
大学時代、所属していたDTMサークルの先輩であり札幌でDJとして活動もしていたimo氏の影響を受け、色々なジャンルの楽曲を聴くようになっていました。その中でも特に衝撃を受けたのがHardstyleやRawstyle、Psystyleといったジャンルの楽曲です。
これらのジャンルはBPM150で構成されていることが多く、その性質からドロップ(ウタモノで言う所のサビ)が突然異なるジャンルの物に変化することがあります。
ピアノを習っていた為クラシック音楽を中心に演奏し、ドラクエなどのゲーム音楽、らき☆すたなどのアニソンを聴いて育ってきた僕にとって、もうとにかく衝撃でした。
大学に入った頃も既に音ゲープレイヤーだったのでハードコアは好きでしたが、ガバのような「音程感が薄い楽曲」「とにかくノイジーな楽曲」は正直嫌いな方でした。 しかしこの衝撃をキッカケに幅広いダンスミュージックを聴くようになり、「個性、意外性の強い楽曲」に興味と憧れを抱いたのです。
さて、その頃DTMサークルに新たな仲間ができました。そう、HARXDistortionです。講義がない時間の殆どを部室で過ごしていた僕らはすぐに仲良くなり、そしてノリで合作することになります。 ANNIHILATERの楽曲コメントにも書いてありますが、「ユーロビートもガバも最高だよな。混ぜたらもっとサイコーになるんじゃねぇか!?」という感じです。ラーメンとケーキだろうがまずは混ぜてみよう、と。
その結果できたのが「Rapid Spark」という初代ユーロガバであり、初のスプリットアルバムのタイトルを冠する楽曲です。
ユーロガバを何作か作った頃、楽曲公募にユーロガバを送り、興味を持って頂きました。 この「個性、意外性の強い楽曲」というテーマは今も僕の中で生きていて、もうすぐリリース予定の楽曲でもその色を強く出しています。こうご期待。
さて、そんなこんなで制作されたユーロガバですが、勿論1プレイヤーとしても楽しませて頂きました。 オンライン対戦でもHARXDistortion VS Hiyをやったり、ストーリーのエンディングをスクショしたりしてます。ただの限界オタクですね。
また、Challenge Modeでは9-4にてLv12の譜面を携えて登場してます。当然こっちについては僕らは何も知りませんでしたので、とにかく驚き、喜んだ記憶があります。 結局100%までは詰めなかった気がする。数少ない心残りですね。
#セブンスコード チャレンジモードで「9-4」をクリア!https://t.co/wRUNmcLPjU
— ひぃ (@masyamusic) 2020年7月23日
ウオオオオオオオ初クリア!!!!!ありがとうウェイ氏ありがとうセブンスコード pic.twitter.com/qXFw1bwOM2
また、初めてのボーカル楽曲「Falsification Code」という楽曲を書かせて頂いたりもしました。
ミキシングその他を全て丸投げした合作では書いたことがあったのですが、自分で全てやる楽曲はこの楽曲が初です。 そんなこともあってボーカルの音質があまり良くなかったり、書き出し範囲にミスがあったりと苦い思い出もありますが、お陰でボーカル楽曲に関する知識も沢山付きましたし、何より「ボーカル曲作るの楽しい!」という気持ちが出てきました。本当にありがとうございます。
最後に
このアプリを通じて、プレイヤーとしてはもちろん、コンポーザとしても本当に色々な経験をさせて頂きました。 現時点で音ゲーで遊べる僕の楽曲はなくなってしまいましたが、裏では公募に出したりコネクションを増やしたり色々と活動中です。
音ゲーへの提供に限らず、今後も音楽活動は続けていこうと思っていますので、また別の場所でお会いしましょう!
余談ですが、プライベートではただのコアゲーマーです。コンポーザの方でもプレイヤーの方でも、僕と話をしてみたい、一緒に遊んでみたいと興味を持って頂ける方がいればお気軽にお誘いください! Twitterでリプライでも大丈夫ですし、コメント頂いても大丈夫です。是非是非一緒に遊びましょう。